スカエボラ
春から秋まで、横に伸びて広がった茎の小さな葉のわきに、扇を開いたような愛らしい小花が花穂の下から輪になって咲きあがります。
8月18日の誕生花は、末広がりの花の形がユニークなスエヒロソウ(末広草)、スカエボラ。
花の名(属名)は、ギリシャ語のscaevola(左利き)で、左手の人という添え名をもつ古代ローマの英雄マキウスにちなんで名づけられました。
マキウスは敵王の暗殺に失敗して捕らえられたとき、火あぶりの刑を拒否して、右手を焼き勇気を示したそうです。
別名のスエヒロソウ(末広草)は、幸運とされる末広がりの扇形の花からつけられています。
スカエボラは青紫色の涼しげな花が扇(ファン)のような形をしていることから、ブルーファンフラワーとも呼ばれています。
花言葉「祝杯をあげる」は、片手をあげるようにたくさん咲く花の姿からつけられています。
花言葉「涼しい風を運ぶ人」は、風を送る扇を広げたような花の印象からきています。
花言葉「浮気な心」は、花が輪になって咲く姿があちこちに手を差し出しているように見えることからつけられたのでしょうか。