酔芙蓉
晩夏から秋に、幾重にも花弁が重なる清楚な白い花が朝早く咲き、午後にだんだん淡い紅色に変わり、夕方になるにしたがって濃い紅色になります。
8月5日の誕生花は、平安の昔から愛されてきたフヨウ(芙蓉)の八重咲きの改良品種、スイフヨウ(酔芙蓉)。
花の名は、酔うフヨウ(芙蓉)で、花色がお酒に酔うように赤く変化することから名づけられました。
スイフヨウはフヨウの園芸品種で、八重咲き品種が多くあり、一重もあります。
花言葉「心変わり」は、時間が経つにつれて花色が変化していく花の特徴からきているのでしょう。
花言葉「繊細な美」は、色の変化とともに昔から芙蓉の貌や芙蓉の顔(かんばせ)など、美しい女性のたとえに用いられてきたことからつけられたそうです。
花言葉「しとやかな恋人」は、フヨウの白色の花の気品ある姿をたとえたもので、スイフヨウは中国の玄宗皇帝の寵姫、楊貴妃のホロ酔い姿にもたとえられています。
秋の植物園にお昼頃に訪れると、枝先にくす玉スイフヨウのふっくらとした一日花が白と薄紅、濃い紅の花が入り混じって優雅に咲いていました。
ずっと昔に午前に写した写真を午後に写したと偽り、完全犯罪をたくらんだサスペンスドラマを見ましたが、このスイフヨウの花色から完全犯罪のトリックがくずれました。
アオイ科フヨウ属、耐寒性落葉低木、原産地:中国、日本
スイフヨウ(酔芙蓉)の花言葉:しとやかな恋人、繊細な美、微妙な美しさ、心変わり。
スイフヨウ(酔芙蓉)の誕生花:8月5日、8月25日、8月27日、10月17日、11月6日、11月10日
流通時期:苗木を秋~春に、鉢花を夏に見かけます。
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