花ほたる
春から初夏に、切れ込みの入った細い葉の中からゆらゆらと伸びた細長い花茎の先に、丸い黄色の小さな頭花がふわふわとゆれながら次々と咲きます。
誕生花のない花は、乱舞するホタルのようなユニークな花、ハナホタル(花ほたる)。
花の名は、細い茎先に次々と咲く黄色の丸い花の姿が飛び交うホタルのように見えることから名づけられました。
別名のカゲロウソウ(陽炎草)は、地面からもやもやと立ちのぼる陽炎のように、細い花茎を高く立ち上げて、漂うようにゆれてはかなげに見える花の姿からつけられたのでしょう。
花言葉「はかない恋」は、はかないもののたとえのホタルや陽炎を連想してつけられた花や繊細な草姿をたとえたのでしょう。
花言葉「失われた希望」は、希望のイメージカラーの黄色い花が細い茎先で風にはかなくゆれる様子からきているのでしょうか。